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CHAPTER 1黄ばみを知る

歯の色って、200色あんねん?

この記事で分かること
  1. 200色ではありません。ただし「白い/黄色い」の1本の線では足りない、という方向は合っています。
  2. 色は明るさ・鮮やかさ・色みの向きの3つで決まります。ホワイトニングで主に動くのは明るさです。
  3. 当院の色見本は3種類。16段階26段階(+漂白後用に3段階)、そして明るさだけで並んだ29段階です。
  4. 事前に何段階と申し上げられる根拠はありません。お伝えするのは測った現在地と、見通しの幅までです。

「200色あんねん」という言い方がありますが、歯の色はどうでしょうか。

結論を先に書きます。200色ではありません。ただし「白い/黄色い」の1本の線では足りない、という方向は合っています。歯の色をどう見て、どう測るのか。そこが分かると「どのくらい白くなるのか」の話が具体的になります。

01色は、3つの尺度で決まります

色は「白い/黄色い」の1本では表せません明るさValue明るい ↔ 暗いホワイトニングで主に動くのはここ鮮やかさChromaうすい ↔ 濃い色みの強さ色みの向きHue赤寄り ↔ 黄寄りどちらに傾いているかこの3つが決まると、色がひとつに決まります
出典:VITA Zahnfabrik 公式資料(VITA SYSTEM 3D-MASTER)。 メーカーは「明度・彩度・色相が、すべての自然な色を一意に定義する基礎になる」と説明しています。

色を表すのに、明るいか暗いかだけでは足りません。同じ明るさでも、赤寄りの歯と黄寄りの歯があります。同じ色みでも、うすい人と濃い人がいます。

エビデンス:中 色見本のメーカーは、明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)・色相(色みの向き)が、すべての自然な色を一意に定義する基礎になると説明しています(VITA Zahnfabrik 公式資料)。

ホワイトニングで主に動くのは、このうち明るさです。色みの向きそのものが大きく変わるわけではありません。ここを知っておくと、仕上がりの想像がしやすくなります。

02では、何段階あるのか

色見本は、連続する色に段階を引いたもの実際の色は、切れ目なくつながっているそこに段階を引くと、数えられるようになる明るい暗い当院の色見本は16段階26段階(+漂白後用3段階)明るさだけの29段階200色ではありませんが、1本の線では足りない、という方向は合っています
出典:VITA Zahnfabrik 公式資料。VITA classical A1–D4 は16の歯の色を出現頻度にもとづいて並べたもの、 VITA SYSTEM 3D-MASTER は26の自然歯の色+漂白後用3色を、明度5段階・彩度・色相で体系的に配置したものです。図の色は説明のための模式で、実際の色見本の色を再現したものではありません。

実際の歯の色は、切れ目なくつながっています。境目はありません。

そこに人が段階を引いたものが、色見本です。当院は3種類そろえています。

  • クラシック(16段階) 自然の歯の色の出現頻度にもとづいて、実用的に並べられている
  • 3Dマスター(26段階+漂白後用に3段階) 自然の歯の色の範囲全体を覆うように、体系的に配置されている
  • ブリーチングガイド3Dマスター(29段階) 明るさの段階だけで並べた、ホワイトニング用の物差し

エビデンス:中 2つ目は明度が5段階(1が明るく5が暗い)、彩度が1から3、色相が中間・赤寄り・黄寄りの3方向という組み立てです。3つ目は29段階の明るさで、ごくわずかな差まで捉えられるように作られています(VITA Zahnfabrik 公式資料)。

200色ではありません。ただ、1本の線では足りないという感覚のほうは当たっています。

03「何トーン上がった」は、こう数えています

色見本を明るさの順に並べ替えると、いま何番目かが決まります。施術のあとで測り直して、何段階動いたかを数える。これが「何トーン上がった」の中身です。

当院が持っている3つ目の色見本は、まさにこのために作られたものです。29段階の明るさだけで並んでいて、ホワイトニングの経過を追うための物差しになっています。色みや鮮やかさの情報をあえて外し、明るさ一本にしてあります。

基準になる物差しがあるから、数えられます。鏡を見た印象だけでは、明るくなったかどうかは意外と分かりません。とくにご自身の歯は、毎日見ているぶん変化に気づきにくいところです。

ただし「何トーン上がります」とはお伝えできませんどこまで動くかには個人差があります。もとの色、変色の種類、方法によって変わるので、事前に何段階と申し上げられる根拠はありません。当院がお伝えしているのは、測った現在地と、そこからの見通しの幅までです。

04測ってから始める理由

「白くなった気がする」で終わらせないために、当院では始める前に今の色を測ります。測っておけば、あとで動いたかどうかを同じ物差しで確かめられますし、変わらなかった場合もそれが分かります。効果があったことにする、という方向には進みません。

あわせて、下の前歯2本だけを先に白くして、どのくらい反応するかを実際に確かめていただけます。結果を持ち帰って、おうちで決めてください。当日の勧誘はしません。

この記事のまとめ
  • 200色ではありません。ただし「白い/黄色い」の1本の線では足りない、という方向は合っています
  • 色は明るさ・鮮やかさ・色みの向きの3つで決まります。ホワイトニングで主に動くのは明るさです
  • 当院の色見本は3種類。16段階26段階(+漂白後用に3段階)、そして明るさだけで並んだ29段階です
  • 「何トーン上がった」は、明るさ順に並べ替えて何段階動いたかを数えたものです
  • ただし事前に何段階と申し上げられる根拠はありません。当院は測った現在地と、見通しの幅までをお伝えします
参考文献
  1. VITA Zahnfabrik 公式資料「VITA SYSTEM 3D-MASTER」(VITA classical A1–D4=16の歯の色/VITA SYSTEM 3D-MASTER=26の自然歯の色+漂白後用3色。明度5段階・彩度・色相で構成)
  2. VITA Zahnfabrik 公式資料「VITA Bleachedguide 3D-MASTER」(ホワイトニングの経過を追うための色見本。29段階の明るさで、ごくわずかな差まで捉えられるとされる)
※本記事で紹介した研究知見は一般的なものであり、個々の患者さんの結果を保証するものではありません。実際の状態や治療方針は、診察・検査のうえで判断します。

読んでも迷うときは、
まず2本で試せます。

下の前歯2本だけを先に白くして、しみるかどうかを実際に確かめられます。
今の歯の色も測って、白くなりやすさの目安をお伝えします。当日の勧誘はしません。

お電話でも承ります050-1721-8291(診療時間内)

※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。費用・リスク・副作用はホワイトニングのご案内に記載しています。

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