インプラント、入れたら終わり?
- インプラントには歯根膜がありません。痛みで気づく働きが弱く、自覚がないまま進むことがあります。
- 5年間の保証には、定期メンテナンスの受診が条件です。中断すると対象外になります。
- 喫煙は骨との結合とインプラント周囲炎の危険性に大きく影響します。手術前後の禁煙をお願いしています。
インプラントは「入れたら終わり」と思われがちです。むし歯にならないので、なおさらそう見えます。
ただ、むし歯にならないことと、放っておいて大丈夫なことは別です。理由は、天然の歯との構造の違いにあります。
01天然の歯とは、つくりが違います
天然の歯は歯根膜という薄い組織を介して骨につながっています。歯根膜はクッションとして力を受け止め、細菌に対する防御にも関わり、異常があれば「痛み」や「浮いた感じ」で知らせるセンサーとしても働きます。
インプラントには、この歯根膜がありません。骨と直接くっつく(オッセオインテグレーション)ためです。つまり異常が起きても気づきにくく、自覚がないまま進むことがあります。だから、自分で気づくのを待つのではなく、定期的に確認する必要があります。
02起こりうること
インプラント周囲炎。歯周病に似た炎症が、インプラントの周りの歯ぐきや骨に起こることがあります。長期の経過のなかで生じ、進むとインプラントが揺れたり、抜かなければならなくなることがあります。
このほか、上部構造のねじのゆるみ、かぶせ物の欠け、噛み合う歯への影響が起こりえます。長く使ううちに修理・調整・作り直しが必要になる場合もあります。
03メンテナンスで見ていること
清掃だけではありません。歯ぐきの状態、噛み合わせの変化、ねじのゆるみ、必要に応じてレントゲンでの骨の確認など、自覚しにくい変化を早く見つけることが目的です。
間隔は、お口の状態によって変わります。担当医がお伝えする間隔でお越しください。
04保証には条件があります
当院はインプラント体を埋入手術の日から、かぶせ物を装着の日から、それぞれ5年間保証しています。ただし指示どおりに定期メンテナンスを受けていることが条件です。
05ご自身でしていただくこと
毎日の清掃が土台です。ブラシの当て方や補助用具の使い方は、お口に合わせてお伝えします。
喫煙は、はっきり不利に働きます。血流が悪くなり、骨と結合しない・インプラント周囲炎になる危険性を大きく高めます。当院では手術の1週間前から、骨との結合が確認できるまで(目安2〜3か月)の禁煙をお願いしています。その後もできる限り控えていただくようお願いしています。
歯ぎしり・食いしばりのある方は、過大な力がインプラントや上部構造の破損・脱落の原因になります。就寝時のナイトガードなどで対応します。
- インプラントには歯根膜がありません。痛みで気づく働きが弱く、自覚がないまま進むことがあります。
- インプラント周囲炎のほか、ねじのゆるみ・かぶせ物の欠けなどが起こりえます。
- 5年間の保証には、定期メンテナンスの受診が条件です。中断すると対象外になります。
- 喫煙は骨との結合と周囲炎の危険性に大きく影響します。手術前後の禁煙をお願いしています。
インプラント治療は自由診療(保険適用外)です。ここに挙げたリスクを含め、費用とリスクの詳細はインプラントのご案内に記載しています。治療後に気になることがあれば、次の予約を待たずにご連絡ください。
